平成15年度活動報告


第4回 茨戸川再生植樹

 9月21日、25日に定例の第4回 茨戸川自然林再生植樹を行いました。 9月21日は、前日まで雨が降っていたため、現地が水浸しではっっ!! との不安もありましたが、当日はいい天気に恵まれ、多くの参加者によって植樹が行われました。 小さなお子さんも混じっての作業で、この子達が大人になる頃には、この植樹された木々も大きくなっていることでしょう。
快晴の中、多くの参加者に来て頂きました。
会長の丹羽氏より挨拶です。
初めての参加の方も多かったので、植樹の方法(生態学的混播法)についての説明です。 皆さん、真剣に聞いています。
説明が終わったら皆さん、お好みの木を選んで、いざ植樹作業にかかります。
植樹が終わったところで記念撮影を一枚。
充実感溢れるこの笑顔、後世に残る仕事をした顔です。 素晴らしい...

 9月25日、あいの里西小学校4年生の皆さんの植樹がありました。 あいにくの天気になってしまいましたが、植えられる木にとってはこのぐらいの天気のほうがありがたいでしょう。
北海道工業大学 岡村教授より、みんなへ混播法の説明です。
一株づつ丁寧に植えていきます。
彼が大人になったときには、どれほどの大きな木になっているでしょうか?
楽しみですね。

 10月12日、北海道ボート教会による植樹が行われました。 
皆さん元気いっぱいです!
自転車にて登場! 日夜ボートを漕ぐ、その手足は車に勝る働きです。
例年通り、植樹のポイントについての説明です。
もう経験者の方も手馴れたものです。
すいすい、植樹を進めていきます。
何を植えたか、ちゃんと記録しておいてくださいね。



チョウザメ飼育研究施設視察会

 「チョウザメ飼育研究」視察に行きました
 台風10号が北海道の太平洋側に近づいている8月9日大雨の中、我らのシンボルのチョウザメを白老町で飼育している菅野碩國(やすくに)さんを訪ねました。
 参加者は堀切、志田、菅原の3名でした。菅野さんは北電総合研究所とタイアップしてチョウザメを飼育している方です。まずはチョウザメを飼育している養殖槽の見学です。大きなビニール・ハウスの中に温水で泳いでいる1年位経っている千匹位のチョウザメの子供たちです。さらに別棟の大きなビニール・ハウスで1m位の成魚が3個の水槽にここも千匹以上居るそうです。井戸水で汲み上げた浄化装置がユニークで汲み上げた水を円い水槽で渦巻きを作り中心に泥を集め排土します。さらにろ過のフイルターを通して水槽に水を供給しています。ろ過のフイルターの掃除は小さな「よこ海老」がやってくれます。もう一つの工夫として両棟のビニール・ハウスの天井に目の細かい黒いネットが張ってありました。これは水槽の中に光合成による藻の繁殖を避けるためです。
 さて、次はいよいよチョウザメのさばきです。匂いを消すため3日位真水で飼育してした1メートル位のチョウザメ(バタバタ暴れている可哀そう)の成魚。チョウザメの鰓の付近に包丁を入れて血抜きして頭を切り落とし、内臓を取り出して、鰭と皮を削いで、3枚におろして終わり。(詳しく書くと残酷なので省略します)
 すぐ刺身料理にして試食しました。味は鯛の白身に一寸油がある感じの美味でした。皆さん一度はどうぞ食べてみては如何ですか。中骨の軟骨(コラーゲンがあります)は煮凝(にこごり)にして食べます。
 帰りも台風の影響の大雨で1日中雨の視察でした。

右から
菅野碩國さん
菅原 侃さん
堀切 政義さん

天井に目の細かい黒いネットが張ってありますが水槽の中に光合成による藻の繁殖を避けるためです。

カップの下の茶色い部分は、上の写真横にある濾過槽の掃除屋さんのヨコエビ達です。
彼らのおかげでチョウザメたちは元気に泳いでいるのです。
匂いを消すため3日位真水で飼育してした1メートル位のチョウザメです。

そのまま食べると鯉のように泥臭さを感じるでしょう。
さあ、それではチョウザメを捌きます。
お腹の中に見えるのが未成熟のキャビアです。
あとで塩焼きにして食べちゃいました。
美味美味
鰓の付近に包丁を入れて血抜きして頭を切り落とし、内臓を取り出して、鰭と皮を削ぎおとします。
三枚に下ろして終わりです。
お刺身で美味しく頂いちゃいました。
チョウザメの水槽で蓮の花が咲いていました。



茨戸川水質調査

 7月29日に茨戸川にて簡易水質調査を行いました。 
 亜硝酸、CODの数値について調査しました。 水の採取場所は、茨戸川 8ヶ所、石狩川 1ヶ所にて採取しました。 天気も良く、風も大変穏やかで非常に気持ち良く作業しました。

地図内の赤点のポイントの水を採取しました。
採水ポイント
1.茨戸大橋、茨戸橋間 
2.茨戸下水処理場前 
3.サスイシリの森前 
4.花畔大橋付近
1.茨戸大橋、茨戸橋間
見慣れた「焼肉ステーキ」前です。 
その前でまず最初の採水をしました。
2.茨戸下水処理場前 3.サスイシリの森前
 下水処理場排水溝前にて、野生の鵜を発見! 茨戸川に野生の鵜がいるって、ご存知でしたか? 処理場前なので、他の場所との比較のためにも、ここで採水。  サスイシリの森前です。 船を降ろせるようになっているんですね。 小川がなれこんでくる場所があったので、そこで採水しました。
4.花畔大橋付近 水辺の風景
 花畔大橋に到着。 ここも小川の流れ込むポイントなのですが、草が生い茂っているため小川が確認できませんでした。 きっとこの下ではたくさんの小魚が育っているのでしょう。(勝手な想像...)  我々が、茨戸川を進んでいくとしばらくして
「第一釣り人発見!!」
(所さんの笑ってコラえて風)
採水ポイント
5.スクラップ場対岸
6.川の博物館前、石狩川方水路前
5.スクラップ場対岸
 対岸で大きなアームが自動車を鷲づかみにしているのが見えます。 車の大きさと比較するととんでもなく大きな機械です。 
6.川の博物館前、石狩川方水路前 水辺の風景2
 川の博物館です。 石狩川の歴史を知る事が出来ます。 どうやって川を直線にしたか知りたくありませんか? スコップとバケツで掘った訳ではないですからね。 子供達は、昭和5年の台風で石狩川があふれて水浸しになったのは知らないのではないでしょうか? 川の博物館横のログハウスにて船を発見!
このログハウスは船のドックになっています。
採水ポイント
7.石狩川への運河前
8.真勲別川突き当り
9.石狩川河口橋前
7.石狩川への運河前
 石狩川へ抜ける運河です。 向こうに石狩川河口橋が見えます。 ここは石狩川と水の行き来があるでしょうから、比較的きれいではないのでしょうか?
8.真勲別川突き当り 9.石狩川河口橋前
突き当りから反対側を見てみると茨戸川の大きさを改めて体感できます。   ついに河口橋まで来てしまいました。 これで採水は終了です。
 事務所で簡易検査薬で調べて見ましょう。
 共立理化学研究所のパックテストというものを使用しました。 亜硝酸とCODの2点についてのみ検査してみました。



あいの里西小学校 森造り活動 (第二回目)

 7月16日、あいの里西小学校にて、第二回目の森造り活動を行いました。
 今回は、石狩川流域の森造りの助成をしている団体の「財団法人 石狩川振興財団」のご協力を頂き、あいの里の「拓北の森」へあいの里西小学校 4年生の皆さんと種の採取に向かいました。
 北海道工業大学 岡村 俊邦教授より注意事項の説明がありました。 また多くのPTAの方が参加されました。  説明が終わると、ここからは、班行動になりました。 道工大の学生や、私達、茨戸川環境市民フォーラムのメンバーが一班ごとに引率につきました。
 拓北の森に到着。
 各自、決められた樹の種を採りに向かいます。 
私が引率したグループは、山桑の実を採取しました。
皆さんは子供の頃、森で採って食べた事があるのでは...
 これが山桑の実です。 懐かしくありませんか?  高い所は大人に引っ張ってもらって採取しました。
 当フォーラムの丹羽祐而代表も一緒になって種採りをしました。  ちょっと役得。
 戻って果実から種子を取り出します。
 まず、麻袋に採取した実を入れて、踏みます。 果肉がつぶれ、中から種が出てきます。
 バケツに開け、果肉と浮いてしまう種を取り除きます。 この作業を何度か繰り返すと..
 種がこれだけ取れました。  みんなで苗床を作り、種を播きました。
 これは、去年の4年生が播いたものです。 大きさもそれぞれですが、ここまで育ちました。  今秋の植樹の為にPTAの方々が、一苗づつポットに植え替えました。
 元気な苗が出来るように、みんなでたっぷり水をあげました。  すべての作業が終わり、お手伝いをして頂いた方々にお礼と、今回の体験学習の感想を発表しました。
 茨戸川河畔林の植樹は、9月25日(木)の午前中に予定しています。 一般参加の植樹につきましては、その前後の週に行う予定になっています。



あいの里西小学校 森造り活動 (第一回目)

 6月11日に、あいの里西小学校にての第一回目の森造り活動を行いました。
 今回は、今後の活動について生徒に説明を行い、質問に答えました。

・森造りの意味や方法説明 スライド利用 20分
・去年の活動内容の紹介 ビデオ使用 20分
・タネと苗の説明 実物持参 30分
・質問 30分



自然林植樹実施場所(茨戸川河畔)

 先日、(5月14日)自然林植樹実施場所の視察をして来ました。 
 早いもので、すでに3回の植樹を行いました。
第1回目の植樹した樹木ではもうすでに人の背丈よりも高くなっています。 2回目のものも、元気に育っており、成長の早いものは中学生程の高さにまで成長しています。 第3回のものは、まだ小さいですが無事、冬を越してこれからの季節ぐんぐんと伸びていく事でしょう。
第1回目の植樹した樹木です。 人の背丈ほどまでに成長しています。 この一本一本が河畔林を形成してくのです。
第2回目の植樹樹木です。 中学生程度の高さまで成長しているものもありました。 まだ小さなものもありますが、この程度まで成長してしまえば、他の草に負けずに伸びていく事が出来ます。
去年の第3回目の植樹した苗です。 まだまだ小さいですが、今年の冬を乗り越え元気に葉を出しています。 これからの季節どんどん成長していく事と思いますが、早く大きくなって欲しいと願います。
去年植樹したポイントです。
まだ下草もそんなに伸びてはいませんが、円く整地したところがしっかり残っています。 これから、夏に向けて日差しをいっぱいに浴びて成長していくかと思うとワクワクしますね。



第2回 北海道 川の日ワークショップ参加

 平成15年4月26,27日に帯広にて行われた「第2回 北海道・川の日ワークショップ」に参加してまいりました。 全道より30チームが参加し、「子どもの水辺」「市民活動・企業」「行政」の3分科会に分かれて一次審査、二日目は各分科会より選ばれし全6チームによる二次審査と特別賞チームによる発表、表彰式がありました。 我々、茨戸川環境市民フォーラムは「市民活動・企業」にて、発表を行いました。 16チームが発表をする中、審査員の方々より3点を頂き、残念ながら次点となってしまいました。 
 また、他のグループの方の発表も大変素晴らしく、特に帯広川流域にお住まいの日崎さんは、40年間も自宅の前の川の写真を撮り続けて来たそうです。
 たった一人の活動されているそうですが、続けていくことの重要性を非常に感じさせてくれた発表でした。
(日崎さんは「市民活動・企業」にて特別賞に選ばれました。 おめでとうございます。)
 他にも、様々な活動をされている学校、企業、NPOの方々と交流を深める事が出来ました。


茨戸川環境市民フォーラムパネル


他のグループのパネル




石狩市役所 チョウザメ近況

 石狩市役所の最近の様子をご覧下さい。
非常に元気に泳ぎ回っていますので、是非お出かけになって見に来て下さい。
下の画像をクリックすると元気に泳ぐチョウザメの姿が良く見えます。



「第1回 在来種チョウザメの復活に関するシンポジウム」
――在来種チョウザメの棲める川の再生をめざして――

 平成15年4月19日(土)に、北海道工業大学内の講堂(〒006-8585 札幌市手稲区前田7条15丁目4番1号)にて「第一回 在来種チョウザメの復活に関するシンポジウム」を開催いたしました。
 当初の予想を越える180名あまりの参加者を向かえ、講堂では立ち見が出るほどの盛況でした。
 その後の懇親会でも、多くの方に参加して頂き講師の方々や、環境に関心の高い有志の方々で交流を深める事が出来ました
 このシンポジウムは、当フォーラムと北海道工業大学環境デザイン学科が中心となり、茨戸川周辺の自然環境の再生を考えるべく開催いたしました。
 茨戸川河畔の生態系を回復させる活動を市民の皆さんに知って頂き、一人でも多くの方が興味を持って頂ければ考えております。
 各方面の皆様のご協力により無事実施することができました。 
 厚くお礼申し上げます。

時間 テーマ 講   師
13:00〜13:05 主 催 者 挨 拶 北海道工業大学工学部
環境デザイン学科
主任教授 大垣直明
13:05〜13:20 趣旨説明と講演者紹介 北海道工業大学
教授 岡村俊邦
13:20〜14:10 特別講演:自然再生の理念と方法 チューリッヒ州近自然工法
技術アドバイザー 山脇正俊
14:10〜14:45 北海道内の在来種チョウザメの記録と研究紹介 北海道立水産孵化場熊石支場
支場長 河村 博
14:45〜15:00 休      憩
15:00〜15:15 原生的な河畔林のすがた(沿海州の河畔林) 専修大学北海道短期大学
教授 石川幸男
15:15〜15:30 森林と水生生物(チョウザメのエサ環境) 北海道工業大学
教授 柳井清治
15:30〜15:45 河川の水質と魚類(旧川の水質と通水) 北海道大学大学院
助教授 橘 治國
15:45〜16:00 治水の歴史と蛇行復元(旧川の利用) 独立行政法人
北海道開発土木研究所
河川研究室長 渡辺康玄
16:00〜16:05 休      憩
16:05〜16:55 討      論 司会
北海道工業大学
教授 岡村俊邦
16:55〜17:00 閉 会 挨 拶 NPO法人
茨戸川環境市民フォーラム
代表理事 丹羽祐而
17:10〜19:00 懇親会 HITプラザ(大学食堂)

シンポジウム、懇親会の様子

あいにくの雨でしたが、
ついにシンポジウムの日になりました。
立派な看板が立っています。
当日参加の方々が100名近く来ました。 後ろの席もびっしりです。
地球全体の環境を、これからの子供達の為にも
考えなくてはなりません。
もちろんチョウザメの講演も大盛況でした。

・シンポジウム参加者の声 

本日は素敵なフォーラムをありがとうございました。
多くの方の講演を聞き感動をいたしました。

建設業界はただ箱物をつくれば良いという時代は過ぎ去り
ライフサイクルコスト、ライフサイクルアセスメント、ライフサイクルCo2を
考えていかなければならない時代です。
安い材料、安い人件費を求めて他国へ求める業者も多多いますが、
それが地球環境を考えて、よいかどうかは疑問が残る時代となってしまいました。
私も2年間スウェーデンに留学をしておりまして、エネルギー、地球環境に関して
は影響を受けた人間です。
今後の活躍をかげながら応援させてもらいます。
本日はありがとうございました。

(札幌市)
仕事柄(治山)、石川先生の「河畔林のすがた」は興味深かったです。
現在、「間伐材の有効利用」と「森林の育成」に取り組んでおり、木材を利用したユニークな工法を発案中です。
既に、特許出願中の物もありますが、また勉強させて頂ければ幸いです。
フォーラムへの参加は、検討中です。
後日、改めて連絡致します。
有難うございました。
(札幌市)

皆様の意見を活かせる内容の充実した市民フォーラムを目指しておりますので、
ご意見、ご要望などありましたら、どんどんメールをくださいませ。
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